ブルース進行のバリエーション - Fun Fun Fun
後のロックの萌芽あり?
ビーチボーイズ好きで。
特に初期〜『ペットサウンズ』までですね。
初期はこのFun Fun Fun が1番好きなのです✨
これ、よく見てみると、1番背の高いブライアン・ウィルソン(作曲・ベース担当)が
親指弾き!
細野晴臣さんが昔。〝ビーチボーイズが好きで、もし声が高かったら山下達郎みたいになってたと思う〟って内容のことを雑誌で話してました(DJ雑誌の『Groove』だった気がする)。そっから来て本人も親指弾き?って思ったものです。(真相は知らない😂)
60'sスタイルのプレベ・ジャズマスター・ストラトキャスターってことはこれ白黒なので、わかりづらいんですけども、カラーはオリンピックホワイトで統一してる?
で、格好はビートルズがモッズっぽい格好だったのに対して、アメリカ西海岸の彼らは
ワイシャツにブルージーンズと。これも統一されてるんすね。
本題・・
ウィルソンはローポジションで無駄のない左手のフィンガリングをしてます。
この頃はこれが基礎になってたんでしょうかね、ジェマーソンもそうだったみたいだけし。
この曲は、チャック・ベリーのようなベタなブルース進行がメインです。
録音版だと、Key は E♭major E♭ A♭ B♭ の3コードで。
ただ、短いサビが 循環系に切り替わるのでキャッチーです。
E♭ Gm A♭ B♭ E♭ A♭ Gm Fm. ディグリーだと、Ⅰ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅰ Ⅳ Ⅲ Ⅱ
前半はよく見るけど後半は個人的にはそこまで見ない進行。
ベースラインも、後のロックを予期させるスタイルになっています。ブルース進行の部分は、常套句的にコードトーンを弾いている→サビは後のロックのスタンダードになるルートの8分弾き🥁
なんでこんなサビが魅力的なのかと、よく大学の時聴いてたんですけど
このバンドの強みのコーラスワークにあるんですよね。ベースラインを含めて4声に分かれる。
ブライアン(ソプラノ・ベース)ギターのカールとデニス(アルト)メインボーカルのマイク(テノール)
ソプラノとバスを担当して、作曲もしてたらそりゃ疲弊するわな。。ブライアン。
実際はスタジオミュージシャンに入ってもらって録音してたらしいんですが、それでも売れるもの作れよっていうプレッシャーは一緒なので、後楽器弾いてた方が精神衛生上もいい気がします🤔