タイミングの妙〜エネルギー発散を待つ
ドラムとバンド全体への波及
Matubiの演奏が好きです。これは一発録りの様子をそのままMVにしてます。
これ、ギターの人とベースの人が踊るように弾いてますけど。
ここにタメや待つ時間が入っているのがよくわかる。
ドラムが基準になっていても、この場合ハイハットもあまり叩かず
キックとかリムとかで、静かにリズムを作ってます。(ハイハットを後に取っておくタイプ😂)
使ってる機材も独特で、ギターは多分leadⅡですし、ベースアンプはOrangeか・・。
結構かわいいセレクトですね。ガールズバンドっぽい。
結局、コーラスでハーモニー面を作っていて、全員リズム隊なんですよね。
そこが地味に高度なところ。みんな歌いながら各々のリズムをキープ。
ダン. ツドドコタン🥁 みたいなオカズが入るのとかを、待ってる感じがレゲエの良さで
ためたエネルギーをどこかで、バーンて発散するタイミングもあります。(ダブの曲なんか特に)
このドラマーの場合、リズムのバリエーションのためにハイハットを使う。
緩やかな中でダイナミクスが変わる気持ちよさですね。
個性が面白い
ドラムは曲によって、またドラマーによって全く組み立て方が違うから、それが面白いんですけど。
例えば、イギリスのThe Who のキース・ムーンはハイハットを基準にリズムを構築しないし、使うこと自体が珍しい。
The Roling Stonesの人(名前失念)スネアを叩く時なぜかハイハットを一緒に叩かない。
癖なのか、何なのか・・。
定石のような大雑把な枠組みはあっても、厳密なルールがないので別にいいんです。
個性として認められる。
元はっぴぃえんどのドラマーで、作詞家として大成功した松本隆さんですが
わりかし近年の細野晴臣さん記念ライブにゲストで出たみたいで、それを見に行った人の言葉によると、「ちゃんと下手だった!・・でも良かった」ですからね😂